ポピーシード(ケシの実)

●英名:Poppy Seed
●和漢名:けし(芥子、罌粟)の実
●学名:Papaver somniferum L.
●科名:ケシ科の一年生草本
●原産地:ヨーロッパ南東部、地中海沿岸一帯
●主産地:イラン、インド、オランダ、ロシア、ポーランド、チェコスロバキア、ルーマニア、アルゼンチン、トルコ

 原産はヨーロッパ南東部、地中海沿岸一帯であり、ケシ科の一年草である。とても小さなケシの実には、白ケシと黒ケシがある。
 日本には足利時代にインドから伝わったと言われている。日本人には白ケシの方が好まれており、お菓子やパンの上にのっている。ゴマよりも小さな、あのつぶつぶしたものがケシの実である。

ポピーの香味

 ケシの実は、そのままの状態ではほとんど匂いがない。加熱することによって初めてアーモンド様の香りが出てくる。そのため、ケシの実は、パンやクッキーなどの加熱料理に利用する。

ポピーの利用法

■ケシの実の芳香を引き出すためには、150度くらいの温度が必要である。そのため、ケシの香りを活かした料理にするためには、バターなどの油脂類とともに焼くとよい。
■フランスには「オリベット」というケシの実を非加熱で圧搾してとった食用油がある。

ポピーの薬効

■ケシの未熟果には、モルヒネなどの麻薬成分が含まれる。熟した実には、まったく含まれない。
■果皮は、昔は下痢止めとして用いられていた。

ポピーの栽培

 未熟なケシの実からはモルヒネなどの麻薬成分が含まれるため、日本ではケシの実が得られる品種の栽培は、麻薬法によって制限されている。栽培するためには、都道府県知事から厚生労働省に届けを出し、許可を得る必要がある。